都会で起業するより地方で起業した方がいい理由

一昔前まで起業する際は東京などの都市圏に集中していたのですが、近年では地方でも起業するケースが見られるようになりました。都市圏などの都会で起業することに比べて地方で起業することはどのようなメリットが見られるのでしょうか。

地方で起業するメリット

・起業コストが抑えられる
AS_80326054地方で起業するメリットとして一番に挙げられるのは、低コストから起業できるということではないでしょうか。起業する際にオフィスを構えなくてはなりませんが、都会だとオフィスの賃貸料や土地代などの固定費が多く掛かってしまい、起業の負担になってしまいます。しかし、地方であれば、都会と比べると賃貸料・土地代などの固定費は比較的安いため、その分起業コストを抑えることが出来ます。
また、人件費に関しても、都会に比べるとかなり掛かってしまいます。なるべく低コストでの起業を目指している方は、地方での起業する方がお得と言えるでしょう。

・認知度を広めやすい
都会では様々な企業があり、自分の会社と似ている業務・名前の会社も存在しています。そのため、認知度を高めることには少し苦労してしまいます。
地方では都会に比べて競合する会社が少ないため、会社の認知度を広めることは案外容易です。注意点としては市場自体が小さいので認知度はあっても業績につながらないこともあるかもしれません。

・人混み(通勤ラッシュなど)を回避できる
都会は様々な交通網が発達しているため、多くの方が利用されます。そのため、通勤時間帯になると人の波を掻き分けながら毎日通勤しなくてはなりません。身体的にも精神的にも苦痛になりやすいのです。また、人がたくさん乗ることによってトラブルも発生しやすく遅延が発生してしまうなど、時間が大幅にムダになってしまうことも多いです。
しかし、地方は利用者が多い電車やバスは混雑してしがちですが、それでも都会よりは比較的スムーズに通勤することができます。道もそこまで混雑していない場合が多いので、通勤によるストレスは軽減されることでしょう。

都会で起業するメリット

・起業に関する知識・スキルを身につけやすい
都会では起業を考えている、悩んでいるという方のための起業セミナーが行われることがありますが、地方では田舎になればなるほど、そういったものは行われることはありません。また、様々なスキルを身につけることも地方では難しくなってしまいます。

・スキルを持った人材が多い
都会には人が集中しているので、スキルを持った人材が揃いやすいのですが、地方だとそうもいきません。特にソフト開発などに携わるエンジニアはなかなか地方には集まらない傾向にあります。

・通信環境が安定している
通信環境はやはり都会の方が安定しています。地方でも駅周辺や住宅街などはまだ安定しているのですが、オフィスが自然の豊かな環境に構えると通信環境がまだ整っていないようなところではインターネットなどがつながったとしても、かなり速度が落ちしまうことが考えられます。田舎で起業するにあたって通信環境の問題はとても重要度の高い問題点です。

AdobeStock_69209513_WMしかし、都会のメリットとして紹介しました3点は、地方でも解決させることは可能です。
例えば、起業に関する知識やスキルに関しては、地方でも起業セミナーが行われないというわけではありませんし、自ら動いていくことで知識もスキルもしっかり身につけることは可能です。さらに人材も、そのようなセミナーや起業家向けの交流イベントに参加することで人脈を作っていくなど、積極的に動いていけば自ずとスキルを持った人材を確保することが出来るでしょう。またUIターンの動きも増えてきているため、そちらの人材にも注目すると良いです。

地方での起業は様々なサポートが受けられる

上記のように、地方での起業はメリットがある反面、デメリットも存在しています。しかし、このデメリットを改善させるべく、各地方自治体で様々なサポートが行われているのです。
「NPO法人ふるさと回帰支援センター」では、地方での1次・2次・3次産業に関連し全てを結ぶ6次産業を確立・形成しようと様々な取り組みを行っています。その中で6次産業を支援していくための「ふるさと起業塾」という地域に根付いた仕事をしていきたいという方に向けての起業支援研修が行われています。

他にも各地方自治体では地方に新たに人を取り込むことで、地域活性にもつながることから起業支援を行う地方が増えてきています。例えば、長野県松本市では起業したばかりの方に向けて弁護士や税理士、銀行などと連携し、企業への定期巡回を行って会社の問題解決のサポートなどが行われていますし、宮城県仙台市ではソフトウェアを開発されている会社と連携をとり、起業後の仕事の効率化などに役立てられるよう、バックアップできるように準備を進めています。地方で起業することは難しいと考える方もいらっしゃるかと思いますが、これらのサポートを上手く活用すれば、地方での起業も夢ではないのです。