訪日外国人観光客ランキングの第1位、韓国へのアピール方法

韓国からの旅行者は、訪日外国人観光客の中でも「一番のお客様」とも言われています。2010年度国別ランキングでは第1位にも輝いた韓国人観光客のニーズを正しく把握するには?また、今後いっそうアピールするにはどうすれば良いのでしょうか。

圧倒的な数を誇る訪日韓国人観光客

AS_968260272010年度調査では訪日韓国人観光客は244万人にものぼりました。これは、訪日外国人観光客総数861万人の28.1%を占め、堂々の第1位です。

とくに九州では訪日外国人のうちの約半数が韓国人です。アクセスのしやすさも功を奏していると考えられます。

訪日外国人観光客というと中国人をイメージする人も多いかもしれませんが、2010年後調査では141万人にとどまりました。それでも十分多い数と言えますが、韓国に比較すると約100万人は少ないという状況です。

韓国人が魅力に思う日本の長所

訪日韓国人観光客にとって日本の「近さ」は大きな魅力のひとつです。飛行機でソウル-東京は約2時間半、ソウル-福岡にいたっては約1時間半という、国内旅行感覚でアクセスできる近さです。日本の28空港、5港が韓国への定期路線を持ち、成田や羽田を経由しなくても地方に直接足を運びやすくなっています。

したがって、日本の地方に魅力を感じている韓国人も少なくありません。都会でのグルメやショッピングだけではなく、地方で温泉、自然、旧跡めぐりなどを体験することも、韓国人にとっては大きなバリューになっているのです。

訪日韓国人観光客へのアピール

訪日韓国人観光客には、以上のような地方の自然や歴史などを今後もしっかりとアピールしていくことで、ますますの集客を期待できると考えられます。とくに2泊、3泊程度で地方の魅力に触れることができるツアーなどが人気なので、複数の観光地が連携してPRしていくというのもひとつの方法です。

訪日韓国人観光客の情報収集

AS_93540006最近ではインターネットを利用して、事前にしっかりと情報収集してからやってくる訪日韓国人観光客がほとんどです。ですから、インターネットをいかに活用してPR活動を展開していくかということが非常に重要です。

できれば韓国語のウェブサイトを準備したいところですが、日本語サイトでも一定の効果は期待できます。わかりやすいビジュアルを多用する、スマートフォンでも閲覧しやすいようにするなど、ストレスなく情報収集できる環境を工夫しましょう。

訪日韓国人観光客への接客

2010年度調査では日本から韓国への観光客は302万人を記録しています。じつは訪日客に劣らす訪韓客も大変多いのですが、ソウルの繁華街などでは日本語での呼び込みが飛び交い、だいたいのホテルや飲食店で日本語が通じます。

一方の日本では、韓国語での対応も一部では見られますが、まだ十分とはいえない状況です。このような中で他に先駆けて韓国語での対応を整備する地方があれば、高い評価を受けることが予想されます。SNSなどで発信された旅行の感想を参考にしている人も少なくありませんが、良い口コミを発生させることもできるのではないでしょうか。

また、訪日韓国人観光客はリピーターが多いという特徴もあります。なじみ客になってもらえるような、あたたかなおもてなしを心がけるというのも、韓国人向けインバウンドビジネスを成功させるひとつのカギとなるでしょう。