地方活性化のために働くのは楽しい

地方へUターン、Iターンする若者が増えています。帰郷する人はもちろん、縁もゆかりもない土地で地方活性化を実践したいという志を持って飛び込んで行く人もいます。たとえば新潟県長岡市も、そのような若者を数多く受け入れていることに成功しているようです。その理由を調べてみました。

■新潟県長岡市の魅力

as_47317611上越新幹線で東京からわずか80分という近さにありながら、豊かな自然に囲まれているのが長岡市です。市内をゆったりと信濃川では、全国的に有名な長岡花火大会も毎年開催されています。川沿いに広がる肥沃な平野では農業も盛んで、長岡野菜、長岡米の美味しさは近隣でも評判です。このような恵まれた環境は子育てにも最適ですし、長岡市による「熱中!感動!夢づくり教育」をスローガンとした子育て支援も行われています。また、新潟市に次ぐ都市として古くから商業が栄え、精密機器、米菓製造メーカーなどが多く、求人も絶える心配がありません。

■長岡市でも地方活性化は課題

以上のような魅力に溢れる長岡市ですが、少子高齢化の波は押し寄せてきています。長岡市でも地方活性化は重要課題なのです。そのような状況下で、長岡市に移住し地方活性化に尽力している若者たちがいます。地域プロデューサーとして活躍する栗原里奈さんもそのひとりです。「越後川口ブランド」の確立などに奔走する栗原さんは、いつか生まれてくる子どものために地方活性化に取り組んでいると語ります。「地域活性化とは、地元の人が地元を好きになれること。好きなものは誰かに伝えたくなる。自分が好きな長岡を子どもにも好きになってもらいたい」そう語る栗原さんですが、長岡に暮らすようになったのはじつは結婚がきっかけでした。

■都心部で独身でも、田舎では結婚のチャンスも多い

as_70497130生涯未婚率は増加の一途をたどっていますが、とくに都心部の独身者は増える一方です。独身者が多いわりには人間関係が希薄になりがちな都心部では、なかなか結婚にまで至らないのが実情です。しかし、田舎では結婚のチャンスも多くなります。もし、都心部でなかなか結婚できないのであれば、地方に移住してみるというのもひとつの方法です。自治体をあげて婚活ツアーなどを実施しているところもあるので、そういったものを利用してみるのもいいでしょう。

また、栗原さんのように結婚をきっかけに地方に移住する人もいます。結婚を機に移住した地で地方活性化に貢献するというのも、理想的な移住のかたちのひとつといえるのではないでしょうか。

■自分で食べ物を作ることに関心がある人にもおすすめ

現在、栗原さんが取り組んでいる試みのひとつに「荒谷集落ツアー」があります。荒谷集落で田植えなどを経験し、郷土食を味わうというツアーですが「自分で食べ物を作ることに関心がある人」を中心として、数多くの参加者でにぎわっています。こういったコーディネートの仕事に栗原さんが従事できるのも、ご主人様の協力あってのことでした。栗原さんをさまざまなイベントや集まりに連れ出し、たくさんの人を紹介し、栗原さんの人脈作りに多大な協力をしてくれたのです。

人とのつながりを大切にする地方では、人脈なくして仕事を進めることはできません。とくに仲間内、身内として認められることはとても重要です。栗原さんのようにご主人様が地元出身というのは有利です。アドバンテージを活用して、食を中心とした地方活性化に栗原さんはますます意欲を示しています。このように、自分の生きがいがそのまま地方活性化に直結しているというのは、やりがいがあるものといえるでしょう。地方活性化に意欲的な若者は今後ますます増えることが予想されますが、栗原さんのケースは見習うべき手本のひとつなのではないでしょうか。