外国人観光客の誘致に必要な4P

魅力的な観光資源があるにも関わらず、外国人観光客の誘致が上手くいかないというケースはしばしば見受けられます。もし、外国人観光客向けにアピールすべき観光資源が決まっているなら、次に考えるべきことは流通方法です。そこで、今回は観光資源をどのように流通させるかを紹介します。

観光資源を売り出すために必要な4P

AS_95014424観光資源を世界中にアピールするなら、プロモーション方法を考える必要があります。そこで、商品をリリースするときに使われる4Pの考え方を応用するとよいでしょう。

【4P】
1…Product(商品化)
2…Price(価格)
3…Place(流通チャネル)
4…Promotion(プロモーション)

まずは、Product(商品化)です。観光地までのアクセス方法を整備したり、現地のガイドを用意したりすることから始めます。外国人観光客が訪れるために、観光資源を商品・サービスに変えていきましょう。

商品・サービスにはPrice(価格)が必要です。外国人観光客を誘致したときに想定される利益をベースに金額を算出することはもちろんですが、日本全国の観光地がライバルとして考えられます。彼らを相手にしても負けないだけの競争力がある価格設定をしましょう。

次にすべきことは、Place(流通チャネル)の確保です。外国人観光客たちは、どういった方法で観光地を見つけ、訪れているのでしょうか。たとえば、WEBサイト上でツアーを予約しているのかもしれません。外国人観光客は、ツアーへ行くときに手軽さも求めています。彼らを誘致するためには、どんなサイトで、どのように観光地を売り出すべきかを検討しましょう。

最後に、Promotion(プロモーション)です。観光資源を商品化し、価格設定と流通チャネルの確保ができたら、広告や広報活動に力を入れましょう。最近は、広告よりも広報を通じてアピールする手法が人気となっています。広告費用が抑えられるだけでなく、マスメディアが「消費者に届けるべき情報」として発信してくれるからです。

多くの人に有益な情報であることが大切

AS_95115029観光資源を外国人観光客向けにプロモーションする際、海外向けにプレスリリースをしてみましょう。外国人観光客が相手なので、海外のマスメディアが相手になります。インターネット上でプレスリリースを発信する場合、日本の情報も取り扱っている海外のマスメディアに取材依頼をアピールしてください。

プレスリリースのポイントは、売り込みたい観光商品が公共性の高い情報であると伝えることです。ただ単に観光商品を売り込もうと情報を発信しても、マスメディア側は「一企業(自治体)の宣伝になってしまう」と考え、無料では取り上げてくれません。

たとえば、「日本の伝統や文化がある」「景勝地に選ばれるような日本ならではの絶景」など、観光商品が多くの人に伝えるべき情報であることを紹介するのが有効です。売りたいから商品をアピールするのではなく、「なぜ、多くの人が知るべき情報なのか」を考えながらプレスリリースを考えるとよいでしょう。

外国人観光客に向けて、観光資源を活かすためには、いかに魅力的な商品にして、多くの人に届けるかを考えることが大切です。マーケティング的観点からアイディアを考え、プレスリリースを通じて情報発信するとよいでしょう。