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「その人らしさ」が生きる場所、新潟県新発田市赤谷地区で暮らしに寄り添う地域おこし協力隊を募集します!

赤谷ねこちぐら

 

現在赤谷地区で活動するのは、神奈川県出身の川邊直子さん。2016年の5月に着任し、今年4月で3年間の任期を終えます。

今回は川邊さんの後任となる、地域おこし協力隊を募集します

 


 

地域のお母さんたちと、まるで親子のように、友達のように、きゃっきゃと笑う川邊さん。テーブルの上には、可愛らしいミニチュアの猫ちぐら。ちぐらの中には、猫のマスコット。地域のお母さんたちとのコラボ作品だそうです。毎週月曜日に開催している「趣味の会」で作るものを、相談中とのこと。

 

バッグの中からは、美味しそうな手作りパン。川邊さんが講師をするパン教室には、お母さんたちの実の娘さんたちが参加している。

 

「地域おこし協力隊」ではなく「川邊直子」として、付き合ってくれる地域の方。 

「その人らしさ」が生きる。 

そんな空気が漂うなか、「赤谷地区ってどんなところ?」「どんなことをするの?」現役で活動中の川邊さんに、お話を聞きました。

 

 

川邊さんへインタビュー

 

川邊さんから見た赤谷地域ってどんなところ?

 

―高齢化率は60を超えているので、お年寄りの多い地域です。実際は、私が想像していたお年寄りが多い地域とは少し違って、とても元気な方が多かったんですね。びっくりしました。週に2回卓球をしたり、お花や習字もやっているんですよ。

 

 

地域の方とは、どんな関係性なの?

 

―もともとあった地域の集まりやサークル活動に呼んでもらって参加したのが、地域の方と関わるはじめのきっかけでした。でも面白いエピソードがあって。呼んでもらって参加したはいいものの、最初は誰も話しかけてくれなかったんですよ(笑)。「私いない状態」でみなさん会話されていて、ちょっとびっくりしました。それでも懲りずに通っていたら、少しずつ「おまえどっから来たね?」って話しかけてくれて。こっちでは方言で「しょし」って言うんですけど、「恥ずかしがりや」なんですよね。

 

それから「お茶飲みしない?」って誘ってもらうようになって、いろいろな話ができるようになりましたね。今では「朝のミーティング」と言う名のお茶飲みにも、毎日のようにご一緒させてもらっています。

 

地域の方からは「娘のような、友達のような存在」と言ってもらったり、気楽に付き合ってもらえているかなと思います。ありがたいですね。

 

 

3年間の地域おこし協力隊としての活動は、どのようなものだった?

 

―1年目のはじめは、せっかく地域おこし協力隊としてきたのだからという思いもあり、様々な場面で提案をしてみたのですが、ことごとくダメでしたね。なので、1年目はひたすら地域の活動や行事に顔を出していました。その中でだんだんと地域の方たちとの関係性もできてきて、「今度こうしてみない?」と地域の方から提案していただいたり、「川邊さんがやるなら、協力するよ」と出てきてくれる方もいました。そんなふうに失敗を繰り返しながら、手法を見出してきたというか、自然と見えてきたという感じでしたね。

 

その中でも2年目以降の活動に繋がったのが、赤谷どんつき祭りでの出店でした。これは地域の方から、「出店してくれないか」と頼まれたんです。自分が好きで作っていたくるみのアクセサリーを見て、「これ、いいね」ということになっての出店だったのですが、それだけじゃなぁと思って、地域の方に声をかけたんです。普段から色々なもの作っている人たちもいるので。「店を出したいので、皆さんが作っているものを売ってみませんか?」って。

そうしたら、結構な人数が集まったんですよね。これがきっかけになって、お互いの特技を教え合ったり、みんなで集まってそれぞれ作りたいものを作る「趣味の会」ができたんです。

 

そうやって、地域の行事や活動の中で、住民の声を聞き、出てきた意見や言葉をヒントに、私ができることを小さくチャレンジしてきた感じですかね。

 

 

川邊さんからみる赤谷地域における地域おこしとは?

 

―そうですね。私自身は、何もできなかったといえば、何もできなかったかなと思っているんです。大きなことはね。例えば、空き家に人をたくさん呼べるようになったとか。

 

でもそうではなくて、「地域の中に笑顔が増えたね」ということがこの地域にとっていいのかなって。大きな変化は求めていないんだなって思ったんですね。逆にそういうことされちゃうと、みんなついてけないってなっちゃうんですよね。

 

 

川邊さんが特に苦労したことは?

 

―そうですね……。あえて挙げるとしたら、屋号を覚えることですかね。苦労しました。でも、これを地域の方が喜んでくれて、信頼関係が深まる一つのきっかけにもなったんですよ。赤谷の方は、本当にこういった小さなことをよく見ていてくれて、認めてくれるんです。だから、いきなり大きなこと、成果を残さなくちゃとかっていうプレッシャーはあまり感じなかったです。それは私にとって、居心地がよく、のびのびと活動できた一つの要因かもしれません。

 

 

市役所との関係性はどんな感じ?

 

―役所も初めての協力隊受け入れだったので、はじめは「あれもダメ、これもだめ」って言われて、「じゃあ何すりゃいいの?」って思ったときもありました。ただ、役所側が何も聞いてくれないってことはなかったですし、わたしも溜めずに思いを伝えていた部分もあったので、対等なパートナーとして「どうしたらいいだろうね」って相談に乗ってもらっていました。

 

 

3年間で感じた赤谷の皆さんの“人の良さ”

 

川邊さんはなぜ定住を決めたの?

 

―赤谷から離れられないですね。これだけお世話になって、わたしを信用してくれて、可愛がってくださって。そんな地域のみなさんの気持ちを受け取って、なんとかここにいたいという思いだけです。中には「川邊さんがここにいてくれるなら」って仕事を譲るからって言ってくださる方もいたんですね。「なんとかしてやってよ。ここにいたいって言ってくれてるのに」って、役所の人にもお願いしてくれたりして。「ここに仕事がない」っていうのが、ここの人たちの心配事なんですよね。みなさん、いろんなところから就職情報を持ってきてくれるんですよ。

 

だから、 「なぜ定住を決めたのか」って、「人のよさ」、それしかないですね。

 

 

退任後のお仕事は?

 

―いま作っているくるみのアクセサリーなどを売るお店を開く予定です。もちろん地域の方の作ったものも並べたいと思っていますし、気軽に立ち寄ってもらえるような場所にしたいと思っています。

 

あとは協力隊の活動としても開催していたパン教室を、出張で開催予定です。

 

そんなふうに、自分で仕事を作ったり、時には町場に働きに出たりしてもいいかなと思っています。ここにいられるなら。

町場までは車で20〜30分くらいなので通えますし、選ばなければ仕事はありますよ

 

 

次の地域おこし協力隊への期待

 

次の協力隊の活動内容と、川邊さんから見て期待したい役割は?

 

―次の協力隊は「ボランティア送迎」(*1)が一つの活動になります。

ボランティア送迎は私もお手伝いしていたのですが、利用者は一人暮らしのお年寄りが多く、話を聞いていると「隣近所の付き合いもほとんどない、テレビがお友達、それでいいんだ」という人も多いように感じました。

それでも、送迎したときに「川邊さん、ありがとうね」と声をかけてくれる方もいて、本当は誰かと喋りたいと思っている人もいると思ったんです。

 

ただ現在のボランティア送迎は毎回担当者が違うので、なかなか関係性が深まらなくて……。それを協力隊が担うことになれば、利用者にとっては毎回同じ人が担当してくれるという安心感にも繋がるし、そこから関係性も広がると思うんですよね。

顔なじみになって会話が弾んでくれば、そこから他の活動に繋がるヒントが得られると思います。私がお茶飲みや地域の行事に参加する中で、「え?なに作ってるんですか?」「今度見せてください」とか、「そのお話もっと聞かせてください」というふうに繋がっていったように。

 

趣味の会に参加してくれた方が「今まであまり話したことのない人との繋がりができた」と話してくれたことがあって。この地域に入る協力隊に期待されることって、きっとそういった私たちだからできる「つながり」を作ることだと思うんです。

 

だから、ボランティア送迎を通して、表に出てこない声を拾ってつなげることができたらいいですね。

 

また、今利用している方との信頼関係ができてくれば、いい噂はすぐに広まるので今は遠慮して利用していない人も「それなら使ってみようかな」という気持ちになるかもしれない。

それって、今までは家族や知り合いに頼んでいた、限られた関係性の中で生活していた方が、ほんの少し外の世界に踏み出す一歩になりますよね。そんな流れができたらいいなと思います。  

ボランティア送迎

(*1)ボランティア送迎の様子

週に1度、待合所から診療所、バス停までの送迎支援を行うのがボランティア送迎です。協力隊として貸与される公用車を使用し、交通手段に困っている方の支援を行います。

 

 

赤谷の地域おこし協力隊の特徴って?

 

―地域内でのイベントが多いので、まずは自分から何が何でも探さなきゃっていう感じではないです。地域行事や活動に参加していく中で地域の方との関わりもできますし、活動のヒントも得られると思います。また、私の担当地区は赤谷地区の2集落だったのですが、今回募集しているのは滝谷、滝谷新田を含む4つの集落が活動エリア。範囲が広がるので、私とは異なる動き方もできると思います。

 

 

こんな人だったら向いていると思う!

 

―私の場合はそんな特別なことをしたつもりはないのに、こんなに喜んでくれるんだっていうのがほんとに嬉しかったですね。

 

「お茶飲みにおいで」って言われて行っただけだったり、車がなければ「実家に帰ってたんか」って気にかけてもらえたり、そういう何気ない一言が嬉しかったし、「いつも喜んで食べてくれる」ってただ大食いなだけなのに喜んでくれたりして。そういう部分がお互い心地よかったんですね。

だから、何かしてやろうって野望を持った人じゃない方がいいと思います。

 

小さなことでいいんですよね

大きなことはしなくていいから、今の地域の中に溶け込んでくれる。それが気持ちよくできる人だったらいいと思います。

 

あとは、食べ物の好き嫌いのない人。なんでも美味しいって思える人。こっちって熊とか食べるじゃないですか。それは極端ですけど。でもなんでも美味しいって食べてくれる人は、お母さんたちと仲良くなれるんですよ。

男の人と仲良くなるには、お酒がたくさん飲めるのも大事ですけど、好き嫌いなくなんでも美味しいって言ってくれるとお母さんたちはもうそれだけで嬉しいから。お母さんたちのハートを掴むにはそこだと思うんですよね。胃袋を掴まれてください。

 

 

おわりに

 

川邊さんのお話から見えてきた、赤谷地域が求める人。

それは、地域の人たちと一緒に日々の暮らしや趣味を楽しんでくれる、そしてそこに「その人の楽しみ」も重ねられる人

 

「地域おこし協力隊」である前に、ひとりの人として、この地域で暮らすこと、住民との関わりを楽しんでほしい。それが巡って、地域の人たちの楽しみにもつながり、そんな協力隊の姿が、また新しいつながりを生む

 

そんなささやかな人と人の輪を、何重にも繋げていく。

自分自身もその輪のなかに入り、地域の方と一緒に楽しみたい。

そんな方のご応募をお待ちしています。

 

 

応募を悩んでいる方へ~地域をご案内します~

 

協力隊への応募は大きな決断です。新発田市の地域おこし協力隊は、最長3年間、地域で暮らしながら、まさに「地域と共に」、魅力発信や課題について取り組んでいただくことになります。

どんな地域なの?どうやって生活しているの?仕事は、子育ては?将来はどういう地域にしたいのか…実際に地域を見て、歩いて、地域住民や行政担当者とじっくり話していただき、ご自身の希望も考えたうえで、納得してから応募していただきたいと思っています。

応募する前に、実際の地域に来てみませんか?地域のキーマンとお話ししてみませんか?

ご希望の日程で、地域をご案内いたします。土日も対応可能ですので、まずはお気軽にお電話ください。

↓ お問い合わせはこちらまで ↓

電話: 0254-28-9640

メール machizukuri@city.shibata.lg.jp

営業時間:8時30分~17時15分

閉庁日:土日祝日、12月29日~1月3日 

 

 

○新発田市で活躍する協力隊へのインタビュー記事(平成30年6月時点)

 http://www.city.shibata.lg.jp/kurashi/kyodo/1006819/1007632/index.html

 

募集要項

  • 関連ファイル
  • 雇用関係の有無
    あり
  • 業務概要
    ①地域の暮らしを支えるための活動
     ・ボランティア送迎
      (高齢者移動支援:集落内の指定場所から診療所、バス停までの送迎等) ・困りごとの解決補助(雪かきの手伝い、パソコンの使い方等)
     ・高齢者の見守り
     ・共同作業のお手伝い(江ざらい、刈払い等)
     ・鳥獣害対策(猿・イノシシ等による畑作被害対策)
     ・つどいの場の運営(認知症予防体操教室、地域の茶の間)
    ②集落の活性化を促進する活動
     ・赤谷地区内の地域間交流の実施(4集落合同の行事の実施)
     ・伝統行事の継承(祭りの運営補助、伝統食の継承等)
     ・地域外との交流イベントの企画・運営
    ③地域資源の再発見と活用
     ・地域資源(自然や歴史、文化)の魅力の掘りおこし
     ・地域の魅力の情報発信
  • 募集対象
    下記の条件をすべて満たす方に限ります。
     ⑴ 3大都市圏内の都市地域または政令指定都市の都市地域に住民票があり、新発田市に住民票を異動させることを了承し、委嘱後速やかに住民票を異動することができる方
     ※3大都市圏とは、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、岐阜県、愛知県、三重県、京都府、大阪府、兵庫県及び奈良県を指します。
     ※都市地域とは、条件不利地域(過疎地域自立促進特別措置法、山村振興法、離島振興法、半島振興法、奄美諸島振興開発特別措置法、小笠原諸島振興特別措置法及び沖縄振興特別措置法で指定された地域)以外の地域を指します。
     ⑵ 地方公務員法第16条に規定する欠格条項に該当しない方
     ⑶ 心身ともに健康で、地域になじむ意思を有する方
     ⑷ 地域の活性化に意欲があり、誠実かつ積極的に活動できる方
     ⑸ 大型、中型、普通いずれかの自動車運転免許(AT限定可)を有する方
     ⑹ パソコンでワープロソフト、表計算ソフトを使用できる方
     ⑺ フェイスブック等のソーシャル・ネットワーキング・サービスを活用して情報の受発信ができる方
  • 募集人数
    1名
  • 勤務地
    新発田市赤谷地区(滝谷、滝谷新田、上赤谷第一、上赤谷第二の4集落)
  • 勤務時間
    1週間当たり35時間とします。
    ※繁忙期などで週35時間を超える場合は、別の週で調整できます。
  • 雇用形態・期間
    ⑴ 新発田市嘱託職員(地方公務員法第3条第3項第3号に規定する非常勤の特別職)として、市長が委嘱します。
    ※令和2年度から身分の扱いが変更になる予定です。
    ⑵ 委嘱期間は、委嘱日から令和2年3月31日までとします。年度ごとに委嘱し、最長3年まで更新する場合があります。
    ※委嘱日は、隊員候補者と市が協議したうえで決定した日とします。
    ※職務怠慢や非行など、隊員としてふさわしくないと判断された場合は、委嘱期間中であっても解嘱される場合があります。
  • 給与・賃金等
    月額166,000円
    ※賞与、その他の手当等は支給しません。
  • 待遇・福利厚生
    ⑴ 健康保険、厚生年金保険、雇用保険に加入します。報酬から健康保険、厚生年金保険、雇用保険の本人負担分が差し引かれます。
    ⑵ 住居は地域が用意した活動地域内の住居に入居していただきます。住居費用は3万円を上限として支給します。
    ⑶ 活動用車両(軽ライトバン)、パソコンを貸与します。
    ⑷ 市が定期的に協力隊員向けのフォローアップ研修を開催し、スキルの向上や日常の活動における相談事に応じます。
  • 申込受付期間
    2019年05月23日 ~2020年03月31日
  • 審査方法
    ⑴ 提出書類
     ① 「新発田市地域おこし協力隊応募用紙」(本要項6、7ページ)
     ② 自動車運転免許証の写し(表裏コピー)
     ※ご提出いただいた書類は返却いたしません。
    ⑵ 提出方法
     「10 問い合わせ・応募先」宛てに郵送または持参にてご提出ください。
    ⑶ 応募期間
     平成31年4月26日~令和2年3月31日(当日消印有効)
     上記期間内において随時募集をしています。
     ただし、採用者が決定次第、期間内であっても応募募集を締め切らせていただきますので、あらかじめご了承ください。

    【応募書類提出先】
    〒957-8686 新潟県新発田市中央町3丁目3番3号
    新発田市 市民まちづくり支援課 市民まちづくり支援係
  • 参考URL
    〇新発田市地域おこし協力隊
    http://www.city.shibata.lg.jp/kurashi/kyodo/1006819/index.html